6 浄化と邪氣
いらないものは捨てていこう
浄化とは?
浄化とは、自分やゴールにとって機能していない不要な情報を取り除き、それによって抽象度を上げることです。
機能していない不要な情報は、いわば情報的なゴミ、プログラミングのバグ、情報処理速度を下げる必要のないアプリや蓄積された古い情報、などのイメージです。
氣功用語では「邪氣」や「蟲」と言います。
CPUやメモリの容量は、その人の抽象度、身体性と精神性、IQによるもので、これらは上げることが可能です。
つまり、自分の情報的な許容量や情報処理能力が上がれば、究極的には「邪気」というものは害をなさなくなります。
情報には本来良い悪いはなく、邪氣は単なる情報的な特徴を示す概念です。
それに良い悪いという色を付けるのは人間の価値観なのです。
浄化〜実践編〜
浄化の目指すところ
「浄化」とは、意識のクリアリングやクリーニングのこと。
潜在意識内の過去の不要な情報を手放すことにより、自分の中の制限(ブロック)を取り除くことで、本当に自分が望んでいる未来(ゴール)にとって大切なものだけを見ることが出来るようになります。
その結果、周波数の低い情報とのかかわりが薄れ、周波数が上がっていきます。
舞台監督の目
浄化をすることによって氣功師が目指すのは、抽象度を上げてあらゆる情報から自由になり、あらゆる情報を自在に選んで使いこなすということです。
情報に良い悪いの区別のつけるのは、人間の心です。
邪氣であろうがそうでなかろうが、抽象度を上げてみればすべて情報にすぎません。
舞台監督は、悪役のことを嫌ったり軽んじたりしません。悪役がいなければ物語が成り立たないことを知っています。
あれは邪氣だからダメでこれは良い氣だから良い…などと言っている間は情報に支配されるリスクから完全に自由になることはできません。
本来、悪役に舞台監督が支配されるようなことがあってはいけないのです。
そこから抜け出し、良いことも悪いことも同様に扱える視点、それがメタポジションです。
氣功師とは情報を操る者のことなので、メタポジションに立てない氣功師はまだまだ未熟なのです。
情報から
自由になるとは?
あるがままの視点を
手に入れる
私たちは潜在意識にある「フィルター」を通してしか物事を認識することが出来ません。
でもそれ自体が悪いのではありません。それは脳の認識の仕組みだからです。
でも、私たちは誰一人世界をあるがままに見ることが出来ないということを知っておくことは大事です。
私たちはあるがままの世界にいるのではなく自分が自分の作った基準に基づいて選んだ世界にいるのです。
そしてできるだけ、フィルターのゴミをきれいにしておくこと。(=浄化)
フィルターにゴミがあればあるほど、物事は歪んで見えますし、生きづらい世界を選ぶことになります。
何がフィルターを汚していくかと言えば、「愛されたい、守られたい、認められたい」という生き残りのための欲求によって生じている、その人のコンプレックス(過去に固定化された不安定な感情エネルギー)です。
フィルターを通してみる世界は、二元性の世界。矛盾と対立のある世界です。
私たちの世界を作るすべての情報は、矛盾と対立の関係性によって成り立っています。これが陰陽論です。
そして人はこの矛盾と対立に振り回され苦しみます。矛盾と対立が強く大きいほど苦しいものです。
情報から自由になるためには矛盾と対立を越えた視点、あらゆる情報をフラットに観る視点を持つ必要があります。
陰陽統合ワーク
陰陽統合ワークは三和氣功オリジナルの氣功ワークです。