3 心=脳=身体
身体を整えて自分の「意識の力」を
高めよう!
身体性とは?
氣功で扱う身体性とは、単に運動神経が良く、筋肉がついていて、身体がものすごく柔らかくて、運動能力が高いということを指しているのではありません。
その人の知性や精神性と一体となったものを指します。
※知性:感覚によって得られた素材を整理・統一して、新しい認識を形成する精神のはたらき。
身体性と抽象度
抽象度とは認知科学の概念で、どれくらい高い視点で情報を認識することができるかを意味します。
抽象度が高い視点ほど、山の頂上から下界を見下ろすように、細かいことは見えないが全体を見ることが出来ます。
つまり、メタポジションが高いほど、抽象度が高く視野が広いと言えるのです。
一方、感情に振り回される自分はメタポジションにいないので、視野が狭まり、陰か陽か物事の一側面だけしか見えていません。
身体性 伝授
ウナ 裏転子
【ウナ】
うちくるぶしの真下にあるポイントで、ここに重心を置くと身体が緩みます。
脛骨から大腿骨にしっかり体重が乗り、無駄な力が抜けて立位が保つことができます。
【裏転子】
体の軸形成に重要な腿裏にある身体意識。大腿上部~臀下部に帯状にあります。
運動機能として前進するにはハムストリングスと大殿筋を使う必要があるが、裏転子を意識することでこの両筋肉の力を引き出すことが可能です。
立位歩行は人間の基本的な動作なので、裏転子を使った姿勢保持や歩行ができるかどうかは、人生そのものに大きく影響します。
またインナーマッスルに力が入り、腰の余分な力が抜けるので、腹に力が入り、体の中心に力が集まり軸ができます。
いうまでもなく、これらは精神性にも大きな影響を与えることになります。
軸
【軸】
軸とは、身体を貫く天と地をつなぐラインで、高岡理論で言うところの「センター」。
ウナや裏転子を意識に上げることで軸も意識に上がりやすくなります。
身体的な軸を意識していくと、精神的な軸もできてきます。
丹田
【丹田】
丹田とは身体における丹(不老不死の薬の原料となるもの、西洋における賢者の石)が眠る場所とされており、上中下の3つがあります。
氣の沢山集まっている場所であり、丹田が充実していると全身に気が満ちます。
ハラとして一般的に知られているのは「下丹田」のことを指します。
上丹田:
眉間部。脳とのかかわりが深く、直観力を司り論理的思考を超越する。
中丹田:
胸。胸腺や心臓とのかかわりが深く、感情を司る。人との関わり(コミュニケーション)を豊かにする。人を巻き込む力をうみだす。
下丹田:
臍の下、骨盤内臓器(生殖器や腸)とのかかわりが深く、生命力の源。精神的な安定性を生む。生きることの基盤。
クンダリーニ
【クンダリーニ】
クンダリーニとはヨガの世界観における、会陰~仙骨部に眠る根源的な生命エネルギーのことです。
2匹の蛇がとぐろを巻いて絡み合うシンボルとして描かれることが多く、
これが活性化すると背骨を上昇して宇宙とつながると考えられており、肉体的にも精神的にも覚醒すると言われています。
(※これは氣功における大周天と同様の意義がある。)
背骨は氣功においても重要な氣の経路(督脈)であり、また生理的にも身体を支える支柱であるとともに脊髄と全身の神経が収まるところであり、全身の氣の流れや全身の生理的な健康状態にとって有意義な部分です。
秘伝の氣
【氣の種類】
先天の気→母親から受け継いだ氣(有限)
後天の気→飲食物から得る氣(有限)
秘伝の気→宇宙に偏在する氣(無限)
インナーチャイルドをヒーリングしたり、体を氣でヒーリングするときにも、無限の氣を使うと効果が上がります。
限界のある自分やブロックを抱えた自分の氣を意識するより、無限である秘伝の氣を常日頃意識することで、心も身体も強く、健全になっていきます。
大周天
【大周天】
大周天とは、伝統的な氣功における奥義で、宇宙と自分が一つになることを体得することであり、無限で永遠で自在である自己の本質に目覚めるということです。
大周天は、情報身体(いわゆるオーラのような情報的な身体のこと)を大きく広げていく効果があります。
これを一般的な感覚で認識すると、「影響力」です。
人は非言語で相手に自己存在を伝えることが出来ます。
威厳や大物感、優しさ、その人の人となりを私たちは自然に、無意識に「氣」で感じています。
イメージするとわかると思いますが、自分が巨大になっていくと、セルフイメージやエフィカシーまで高まっていきます。
伝授の受け方
身体性伝授
丹田パワー ハラから声を出す
身体性と過去の解放
過去のネガティブな感情エネルギーが身体から解放されずにたまり続けていくと、それは毒化して体のゆがみを生じ、不調和を引き起こします。
また、抑圧が強ければ、それだけ無意識レベルの緊張を抱えることになります。
おしっこやウンチや吐き気をずっと我慢し続けているようなもの、あるいは、溜まった膿がずっと残ったままのようのものなので、身体には負荷がかかっていることになります。
当然「軸」は失われ、氣は丹田に収まらずに頭にだけ集中するなどの氣のアンバランスが起きて、内臓機能が低下し、生命力(バイタリティ)も失われていきます。
情報身体(大周天)も一時的には感覚を得ることが出来ても、大きくはなっていきません。
身体性と「承認」
存在を承認されると下丹田の氣が充実していきます。
母親から無条件に愛され父親から無条件に認められることによって、丹田に氣が満たされていくのです。
下丹田は生命力を支える大本なので、特に存在承認を沢山してもらった子どもは丈夫に育ち、またほうっておいても幸せで豊かになっていきます。
下丹田は鍛錬によって開発することが出来ますが、両親からの承認を受け取っていない人の丹田は、たくさん鍛えてもなかなか身につきません。
下丹田のない身体には軸もありませんし、大周天も成り立ちません。
丹田に氣が満ちると自分への無条件の信頼が生まれます。
つまり、コーチングで言うところの「エフィカシー」が高まります。
人生を根底から支えて動かすのは丹田(下丹田)なのです。
【存在への承認】
存在承認とは、存在に対する無条件の承認です。
「ただそこにいるだけであなたには価値がある」これが存在承認です。
存在承認は生きることの大きな原動力となりますが、存在承認の少ない人は「存在すること=生きること」そのものへの承認が出来ず、慢性的なエネルギー不足に陥ります。
これが不幸の大元です。
逆に言えば、存在承認を沢山自分に与えると、人生は上手くいくということです。
存在承認をメッセージにしている歌
存在承認のためのヒーリング
(本当の自分からのメッセージ)
心と魂
感情解放の基本的な考え方について
感情を吐き出すことと
感情解放は違う
感情を誰かにぶつけたり、吐き出したりすることは感情を解放することにはなりません。
感情は、批判せずそのままを受け止めてくれる存在がいないと解放されません。
もちろん、カウンセラーや友達に聞いてもらうのもオッケーですが、このプログラムの「感情解放」の肝は、自分が過去の自分の感情を解放するというところにあります。
自分が自分を認めて許す、自分が自分を認めて受け入れる。これが根本解決のための条件です。
いかに友達やカウンセラーに聞いてもらっても、自己受容と自己解放が起きなければ根本解決には至りませんし、自分の中の「傷ついた子ども」の依存心や甘えを増長させることにつながります。
自分がなぜ自分を受け入れて認めてこそ、「メタポジション」、本当の自分(内なる神)を生きることが出来るようになるからです。
感情解放が
上手くできない時
負の感情が強すぎて、たまりにたまった恨みつらみ、怒りが抑えきれず、親やほかの相手に対して、感情がふつふつと湧いてきてどうしようもない時というのがある場合。
そういう時には感情解放が上手くできませんので、相手あての手紙を書いて写メにとって私に送ってください。
感情がどうしても抑えきれない時には、相手へのメッセージという形で手紙やボイスメールで思いのたけを思う存分吐き出して相手本人ではなく私に送ってください。
必ず「相手への手紙」という形にしてください。
感情って何?
感情が解放される仕組み
感情が上手く解放されない理由
感情が上手く解放されないのにはいくつか理由があります。
感情が解放されないことにはプログラムが上手く進みません。
ですから、感情が解放されないと感じる時にはその原因を見極めて対処しましょう。
感情を解放することへの
メンタルブロックを外そう
感情がを解放すること自体にメンタルブロックを持っていると、感情解放が出来ず、人生を好転させるプロセスが上手く進みません。
感情を解放することへのブロックがないかチェックしましょう。
感情解放に関するよくある質問
人生を根本から変える5つのステップ
一旦は良くなっても、またマイナスの感情に振り回されるようになって、人生がうまくいかなくなる、このパターンを繰り返さないために。
人生を根本から変えていくための5つのステップを理解しましょう。
感情を解放した後にやるべきことがまだあるのです。
究極のメタポジション
本当の自分の視点。メタポジションを取ることを日常から意識していきましょう。
メタポジションを育てる
エンプティチェア
人の心に働きかけて心理的変化を生み出すことが出来る『エンプティチェア』。
心理的なプログラミングを書き換える強力な技法を身につけましょう。