この記事は
・認知科学気功のことが良くわからない
・情報空間の書き換えについてもっと知りたい
・気功の本質についてもっと理解したい
・気功について知りたい
という方に参考になる内容です。
氣功は馬鹿げている、だけど本当の馬鹿にはわからない
氣は情報である。
このことを理解せずして氣功技術は使いこなすことはできません。
特に「内部表現の書き換え」や「情報空間の書き換え」として氣功を使いこなしたいのであれば、氣=情報は肝です。
それをどの程度、どのレベルで理解しているのかで、全く違ってきます。
さらにこの世界すべてが情報で出来ていると深く理解する必要があります。それは万物は氣で成り立っているという氣の世界観を理解することでもあります。
頭でわかっているだけでは足りません。
それを自分なりに腑に落としていくことを怠れば情報空間の書き換えなどいつまでたってもできません。
いずれにしても、私たちのほとんどは情報を自由に使いこなすような段階ではなく、むしろ情報に毒され、情報に振り回されるレベルにあります。
情報である以上は書き換え可能、どんな現実もどんな自分も情報なのだから書き換え可能。
こんなことが言えるのは、情報にやられっぱなしの者から見たらクレージーでしかありません。
デリートして消してしまえ!間違ったから入力しなおそう!実際に自分が体感していることに対して、どれくらいの人が確信をもってそう言えるでしょうか。
ゲームやアニメの世界とさほど変わらないことを真剣にやるのが氣功です。
師匠の馬先生は、まじめな人には氣功はできない、と言っていました。
そう、氣功は馬鹿げているのです。
だけどIQが低いと氣功はできない。氣功とは、そういう良くも悪くも「代物」なのです。
情報空間に臨場感を感じる危うさを知る
氣を感じるということは、情報空間に臨場感を感じるということです。
つまり、情報操作にたけるためには、情報空間に物理空間と同様の臨場感を感じている必要があります。
ところが、情報空間に臨場感を感じすぎると現実感覚がなくなり、ミイラ取りがミイラになるように、情報に自分を乗っ取られる危うさがあります。
氣功を学びだすと、氣が感じられるようになり、するとそれまで認知できなかった目に見えない様々な情報を認識できるようになります。
わかりやすく言えば妖精がいる世界や、お化けや悪霊ばかりがいるような情報空間を認識できるようになるということです。
それはそれで楽しいかもしれませんが、「臨場感」をうまくコントロールできないと、その対象は情報ではなく実在となってしまう恐れがあって、そうなると書き換え、つまりコントロール不可となってしまいます。
それを本能的に危ういと思うので、そういう感性を無意識にブロックしていることも多いです。
どんなものであっても、認知したものは結局は自分の脳内世界に過ぎない、よって自分にコントロール権があると身体レベルで確信が持てないと、情報の書き換えなんて怖くてできないくらいの認識がある方が健全です。
情動のコントロールができないと無理
情報空間の書き換えに最も大切なのは情動のコントロールです。
人間は肉体がある以上、情動の影響をどうしても受けますし、そのために自分を客観的に観ることがむずかしくなります。
つまり、情報と言いながら、情報だと割り切るには身体反応は甘くないということです。
言い換えれば、情動が発火して、情動にとらわれた途端、身体が反応し抽象度が下がるということ。
客観性、言い換えれば高い抽象度なくして、情報の書き換えなどできるわけがありません。
恐怖や痛み、過去に抑え込んだ感情、トラウマ、そういったもの全てから自由にならないと、情報に支配されるし情報空間のコントロールもむずかしいということです。
人間は情報と物理にまたがって生きています。
情報空間にも臨場感を感じる能力があるからこそ、人間であると言えます。
言い換えれば、物理的な快不快の刺激だけにとどまらず、情報に対しても情動が発火し、身体が反応するということです。
情動さえ情報に過ぎないと平気で言えるくらいでないと、情報空間の書き換えは無理でしょう。
安倍晴明が、醜い形相で襲い掛かってくる鬼を怖いと感じたり、吹きかけられた炎を熱いと言っていたら、それは負けなのです。
苦しみや痛みや恐怖を楽しむくらいのIQが必要だということです。
とどのつまり、氣功を使いこなすにはそれ相応の知性やIQが必要なのです。
無理して信じ込ませるようなレベルではお粗末だし、脳を勘違いさせるといったレベルでも不十分で、確信をもって情報を使いこなすレベルに至るまでには、どうしても情動のコントロールをマスターしておく必要があるでしょう。
情動をコントロールするためには自分を徹底的に観察し、自分の思考停止を見破り、自我から自由になる必要があります。
でなければ、下手をすれば氣功を使って自分の傷を深めたり、他人を傷つけることにもなりかねません。
知識を深め身体性を上げ、自分の抽象度を高め続けることを怠るなら情報空間の書き換えなどやらない方がよろしいということになります。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。