人間関係のお悩みをセッションで取り扱ったり、
人間関係を良くして幸せに生きたいという目的を持って
ヒーリングにとりくまれるクライアントさんは沢山いらっしゃいますが
ヒーリングの以前に、
知識を身につければ実は人間関係に悩む必要が無いことが分かります。
いくつかポイントを抑えておけば、ある程度自分次第で解決できますし、
ヒーリングも機能しやすくなります。
一番シンプルなのは、
自分もOK、相手もOKという前提で人間関係を観ることです。
人間は、だれでも、一人では存在できません。
必ず周りの人と関係性の中に生きています。
「私」が存在するためには、必ず他者の存在が必要なのです。
それが自分にとっていい人でも悪い人でも、
相手無くしてはあなたは「私」という意識を持つことが出来ないのです。
他者無くして、自分というものは存在できないわけですから、
どのような相手であれ、
存在していてくれるだけで、相手は自分にとってOKな人なのです。
逆に言えば、自分という存在がなければ、相手も存在できませんので、
相手にとっての私も「自分を存在させてくれるありがたい人」なわけです。
その意味で、人間関係における大前提は
「自分もOK、他人もOK」なのです。
人間誰しもがそこに在るだけで、
誰かの役に立っているし、価値があるのです。
そして、もう一つは相手をただの人として観ることです。
ただの人、というと誤解を招くかも知れませんので、
「一人の独立した人間」として、と言った方が良いのかも知れません。
要するに、自分の価値観や知識で相手を決めつけない。
偏見を持たずに観るということです。
例えば家族や友人と接するとき、
私たちは「家族とはこういうもの」、「親とはこういうもの」、
「友達とはこういうもの」という
自分の中にある価値観や基準で相手を観ていますが、
それをやめるということです。
もっとわかりやすく言えば、相手に期待をしないということですね。
私たちは相手と対するとき、
無意識に相手に期待をしています。
上司ならばこうであるべきだ、
子どもならこうあるべきだ、
親ならこうしてくれるだろう、
友達ならこうだろうみたいな期待を込めて相手を観てしまっています。
なのでその期待が裏切られたときに傷ついたり、不快に感じたりするのですが、
それはそもそも、相手を決めつけたあなたが悪いってことになります。
親子関係とか、恋人関係とか、上司と部下の関係とか、
そうした相手と結んだ関係性の中から相手を観るのではなく、
関係性の外側に出て相手を観るということです。
それを端的に言うと、「ただの人」として観るという私なりの表現になります。
自分は何ものでも無い、相手も何ものでも無いという感覚で
実際にはつきあえば良いのです。
自分のことも、相手のことも、この世界のすべての人のことも、
一人一人がユニークで尊重されるべき人間だという風に観ることができれば、
誰のことも認められると思うし、
「自分もOK、他人もOK」という前提をまもった付き合いが出来ると思います。
そうすれば自ずと人間関係の距離の取り方も分かってきます。
自分を守った上で相手も尊重するという人間関係を
自分で創り出すことが可能なのです。
もし、ここにヒーリングを介入させるとしたら、
人間関係に対する期待値の浄化をすれば良いのです。
でも、ポイントを理解して、
人間関係を高い抽象度で観ることができれば、
期待値の浄化は自然と起きます。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。