この世界は幻想であることへの
理解を深める
気功を効果的に使っていくためには
今体験している現実はバーチャルリアリティであるという感覚を
身につけていくことが大切です。
気功とはイメージであり、意念であり、情報そのものです。
そして、そのことを腑に落とすためには
現実世界は実在ではなく
情報で構成されている幻想世界だという
科学的根拠に基づく知見を積極的に学んでいくことが
必要です。
この世界が幻想であることを
見抜いていた天才達も過去には存在していますし、
また、現実世界のカラクリを伝え続けてきた秘術も
存在しています。
ですから、そういった先人達の残した言葉や
伝えようとしたパラダイムからも学びつつ、
科学的な視点からも理解するという方向性が
現代に生きる私たちには必要であると思います。
すべてがフェイク
そもそも、絶対に実在していると信じている「自分」でさえ、
すべて外部から与えられたもので構築されています。
生きるために必要な知恵も、知識も、
価値観も、道徳観念も、
自分が何者であるかということも、
すべて外側から与えられたもので
成り立っています。
「わたし」というものはすべて外側から与えられた
情報から成り立っていて、
わたしそのものはどこにもないのです。
身体も、父親と母親の遺伝子情報からつくられているのですから、
厳密には自分そのもの、オリジナルとはいえません。
自分というコンピューター内蔵の人形がつくられて、
そこに外部から様々な情報を
インプットされ、セットされて
人格を与えられ、
インプットされた情報の通りに
作動してきたようなものです。
人工知能の時代といわれていますが、
実はすでに私たち自身が、
オリジナルなどないという意味では「人工」のものなのです。
例外なく「自分」というものは、
自分以外の誰かによってつくられたもの、
いわばフェイクであるし、虚像なんですね。
まずはそこを受け入れた上で、
どんな情報をインプットされて自分自身が成り立っているのか、
どんな情報に自分が縛られているのか、
丁寧に時間をかけて意識に上げていく必要があります。
どんな価値観が自分の行動を制限し、
どんな言葉が自分の価値を決め
どんな信念が自分をつくりあげているのか、
あたかもそれが自分のものであると
信じ込まさせていた情報がみえるようになる、
それが本当の意味で自由になることの第一歩です。
創造の自由を手に入れる
この世界自体が情報でしか成立し得ないシステムというか、仕組みなので、
世界どころか、自分すら情報に過ぎないということ、
そしてそのすべての情報は自分以外の誰か、
外部から与えられたものであるということは
紛れもなく、
今や科学的にも当たり前の事実として認識されるようになりました。
自分が何でつくられていたのかを一旦見つめ直し、
自分を含めたこの世界が
すべて他者から与えられた情報でつくられた虚像であることを
理解したところで、
はじめて、まっさらな自分みたいなものの感触が出てきます。
外部にあるどの情報を自分が採用し、インプットするのかは
自分で決められるという自由意志が手に入ります。
自分にインストールされていたすべての情報を
アンインストールして、
今度は自分で情報を選んで
インストールしなおせれば、理想的ですね。
まあ、そこまではなかなか簡単ではないと思いますが、
「自分」は外から与えられた情報から成り立っていて、
しがみつこうとしていた本当の「自分」とか自分らしさ
みたいなものは、実在はしないのだ、
固定された「自分」はないのだと理解することは
丁寧に学べば
さして難しくはないと思います
例えば、成功とは何か、幸せとは何か、
愛とは何か、病気とは何か、健康とは何か、
人はどう生きるべきか、
人生とは何か、
そういったことすべてが、外部の情報を自分のものだ
と信じ込んでいるに過ぎません。
それは常識であったり、教育やしつけ、伝統であったり、
宗教であったり、文化であったり、
道徳観念、社会的価値観などをベースにして、
様々な形で「自分」の一部であるかのように
すり込まれてきたのです。
でも、現実世界が情報でしか成り立たないのなら、
自分で情報を選んでいいはずなのです。
成功とは何か、愛とは何か、病気とは何か、幸せとは何か、
どんな自分でありたいか、
全部自分で決めて良いということです。
そしてそれは何でも良いということです。
このあたりが手触りを持って
わかってくると、気功は俄然面白くなります。
気功の本質は、古い情報を書き換えて、
自由に選んだ新しい情報へと内部表現を
書き換えるということだからです。
そしてその先に
人生を自由意志で自在に生きていくということが
みえてくるようになります。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。