新しい身体の感覚と
古い身体の感覚の間に
生じるギャップ
気功をやってみて
身体に感じる反応は
ホメオスタシスが移動していく
過程で起きます。
どんな反応が起きるのかは
ランダムですが
ある部位に気を流すと
また別の場所がチクチクするとか
ムズムズするという、
なんというか変な感覚は、
ようは古い身体の感覚と
ホメオスタシスが移動した後の
新しい身体の感覚との間の
ギャップだと捉えれば良いと思います。
(ホメオスタシスとは身体に備わっている
恒常性維持機能ですが、
要は身体でも心でも、
慣れ親しんだ安定した状態を好みます。
ですからホメオスタシスとは「慣れ親しんだ現状」
ととらえれば良いです。)
がちがちに緊張して力んでいた身体が
気功によって緩み、
ホメオスタシスが移動すると
脳や身体は以前の感覚をしばらくは覚えていますので
新しい体性感覚との間にキャップを感じます。
それが気功をやって起きる
ある種の「変な」感じであり、違和感なのです。
あるとき、
「膝から下だけがすっぽり
無くなっているような感じがします」
というフィードバックをいただきましたが、
まさにこれも、ホメオスタシスの移動によって
起きた現象だと言えると思います。
それまで力んで使っていた身体が
気功によって一気に緩み、
それまでの力んだ感覚とのギャップが生じて
それを「すっぽり抜けてしまった」ような
感覚として感じられたのではないかと思います。
もちろん身体の反応が
どのように起きるかは不可知ですから、
これは憶測に過ぎません。
でも、
気功によって一気にホメオスタシスが
移動すると
前の感覚との間にギャップを感じることも
あるのだということ
を知っておかれると良いですね。
そして、
身体は慣れ親しんだ状態で
自然に安定しようとしますから
引き続きヒーリングを続けていくと
良いですね。
気功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。