情報を扱う
主体に立つための基礎教育
氣功に興味を持ち始めたとき、
多くの人はまず「技術」や「手順」に目を向けます。
けれど、その少し手前で、
もっと素朴な身体感覚の変化が起きています。
たとえば、最近どうも呼吸が浅いと感じたり、
落ち着きたいのに緊張が抜けなかったり、
頭ばかりが働いて
身体がついてこない感覚があったり。
あるいは、もっと自然体でいたい、中心に戻りたい、
深いところを感じたい、
もっと楽に生きられる気がする——
そんな静かな気づきが芽生えていることもあります。
こうした感覚は、
氣功に興味を持つ人が
最初に経験する“入口”のようなものです。
そしてその多くは、
身体と意識の関係が変わり始めているサインでもあります。
三和氣功 基礎課程は、
これらの変化を「スピリチュアルな現象」
として扱うのではなく、
情報・反応・構造として観察し、
再現性のある学びとして整理するための6ヶ月の基礎教育です。
氣功やヒーリングを学んだ経験がある方でも、
「扱っている」と明確に言える人は多くありません。
手順は理解している。ワークもできる。
しかし、それがどの層に作用し、
どのような関係性のもとで成立しているのかを
主体として自覚しているとは限りません。
基礎課程では、
氣を“よくわからないもの”として
関わるのではなく、
情報として扱える側に立つことを
体験的に理解していきます。
そのために行うのは、
立禅、呼吸、瞑想、観る実践。
刺激の少ない時間のなかで、
身体がどのように反応し、
どのように安心していくのかを観察します。
この観察を通して、
自分の内側との関わり方そのものが
「情報を扱う」という行為である
という理解が育ちます。
ヒーリングをする人ではなく、
ヒーリングという現象を扱える人へと移行する。
それが、基礎課程の目的です。
本課程の目標
基礎課程の目的は、ヒーリングの技術を増やすことではありません。
氣を“感覚的な現象”として捉える段階から一歩進み、
情報として観察し、扱う主体としての立場を確立することにあります。
氣功に興味を持つ人の多くは、
呼吸の浅さや緊張、中心の揺らぎといった身体感覚の変化を通して、
自分の内側で起きている反応に気づき始めます。
基礎課程では、こうした変化を曖昧なままにせず、
身体反応・意識・情報の関係性として整理し、再現性のある理解へと変換していきます。
そのために、次のような状態を目指します。
- 氣を「感じるもの」ではなく、情報として捉えられる
- 身体反応と意識の関係を、観察可能なプロセスとして理解できる
- 介入と非介入の違いを、体験として区別できる
- 「観る」という関わり方を、意図的に選択できる
- 何かを起こそうとしなくても、場に立つことができる
ここで問われるのは、強い体感や派手な変化ではありません。
どの立場から自分や他者と関わっているのか、
その“位置”を自覚できているかどうかです。
基礎課程は、専門家としての技術を積み上げる前に、
まず 自分自身との関係を整えるための時間 です。
「扱う側に立つ」とは、
何かを変えようとすることではなく、
自分の内側で起きている反応に責任を持つこと。
その感覚を身体で理解することが、本課程の到達点です。
なぜセルフヒーリングから
始めるのか
氣功に興味を持ち始めると、多くの人はまず「技術」や「手順」を知ろうとします。
でも、三和氣功の気功の学びは、自分と向き合うことから始まります。
• もっと自然体でいたい
• 落ち着きたいのに、すぐ緊張する
• 呼吸が浅い
• 頭ばかり使ってしまう
• 自分の中心に戻れない
• 深いところを感じたい
• もっと楽に生きられる気がする
三和氣功がセルフヒーリングから始めるのは、
こうした“自分の内側で起きている変化”を、
曖昧な感覚のままにせず、
観察可能な現象として扱うためです。
氣の球の色が変わる。
自分の氣分や体感が変わる。
水に氣を通すと、味や質感が変わる。
こうした小さな体験を積み重ねることで、氣は「よくわからないもの」から「扱えるもの」へと変わっていきます。
実践の材料は、いつも自分の感覚です。
氣の感覚は、他人と比べることができません。
だからこそ、自分の微細な変化を観察し、言語化し、実験していきます。
氣の球をいくつもつくる。
前提を変えてみる。
呼吸を深くする。
丹田を意識してみる。
同じ情報でも、関わり方によって感触が変わることに気づきます。
その変化を「癒し」で終わらせるのではなく、
再現性のある実験として積み重ねていく。
このプロセスを通して、
氣との距離を自然に取り、
情報を扱う側の立場へ移行していきます。
これが、基礎課程で最も大切にしていることです。
カリキュラム
前半3ヶ月
レッスン1
情報を操作するという体験
― 表層へのアプローチ ―
まず、情報を扱う感覚を体験します。
・氣の基礎操作
・信念や感情の書き換え
・認知科学的視点からの理解
・氣の球・水等を用いた実験
「扱える」という感覚
を、身体でつかむ段階です。
レッスン2
メタポジションを
獲得する
― 一つ上から観る ―
次に、自分を観る視点を育てます。
・インナーチャイルド
・過去の感情の承認
・自我と防御の理解
・メタポジションの体験
操作の前に
承認があることを学びます。
レッスン3
身体と中心
― 情報との距離を
変える ―
メタポジションを身体で支えます。
・姿勢と認知の関係
・ウナ/裏転子/丹田
・呼吸と情報の距離感
身体の状態が変わると、
同じ情報の意味が変わることを体験します。
後半3ヶ月
レッスン4
観るという実践
― メタポジションの
洗練 ―
深層へ触れる
・何もしない時間
・介入と非介入の違い
・深層と浅層の存在
・陰陽バランシング(セルフ)
深層と浅い層の違いを理解します。
レッスン5
深層との関わり
― 非介入という
関わり方―
操作とは逆の関わり方をつみ重ねます。
・観る実践の深化
・防御を無理に外さない
・安心が起きる構造
・情報との健全な距離
安心とは何かを理解します。
6ヶ月目
扱う側への移行
― ヒーリングに対する
主体的な姿勢の確立 ―
氣功師としての自信を確立します。
・操作と非介入の統合
・セルフヒーリングの再構築
・在り方の再現
ヒーリングができるから、ヒーリングを扱う人になります。
|基礎課程 修了時の状態
基礎課程を終える頃には、
多くの方が最初に抱えていた
「呼吸が浅い」「緊張しやすい」「頭ばかり働く」「中心に戻れない」
といった感覚が、構造として理解できるようになっています。
氣を“なんとなく感じるもの”として扱う段階から離れ、
情報として観察し、距離を調整し、必要に応じて関わり方を選べる主体
としての立場に立っています。
具体的には、次のような状態に移行します。
- 氣を感覚ではなく 情報として扱える
- 身体反応と意識の関係を 観察可能なプロセスとして理解できる
- 介入と非介入の違いを 体験として区別し、選択できる
- 「観る」という関わり方を 意図的に実践できる
- 姿勢や呼吸によって、情報との距離を 自分で調整できる
- 過去の出来事を、一段上の視点から 構造として捉えられる
- 感情に巻き込まれず、まず 承認から入ることができる
- 自分の中心(丹田)に戻る方法を 身体で再現できる
- 日常の中で氣功の状態を 再現できる
ここで得られるのは、強い力や特別な能力ではありません。
むしろ、ヒーリングを「できる/できない」で測る段階を終え、
反応を観察し、選択し、扱う側に立つための基礎構造 が整います。
何かが起きたとき、
「あ、今ここが反応している」と身体で気づける。
そのまま飲み込まれるのではなく、中心から関わることができる。
ヒーリングは特別な才能ではなく、
再現可能な関わり方 になります。
そして——
情報を扱う側に立てるようになると、
人生との関わり方の質は静かに変わります。
立ち位置が変われば、反応も選択も変わる。
それは自然な帰結です。
|氣功師養成講座における学びの姿勢について
氣功に興味を持つと、多くの人はまず「正しいやり方」や「答え」を探そうとします。
けれど、呼吸の浅さや緊張、中心の揺らぎといった日常の小さな変化を丁寧に観察していくと、
氣功の学びは本来、自分の体験そのものを材料にして進むものだと気づき始めます。
三和氣功は、知識を受け取るだけの場ではありません。
実践し、観察し、問いを持ち、
自分の内側で起きている反応を 構造として理解しようとする姿勢 を大切にしています。
正解を覚えることよりも、
「今、自分の身体はどう反応しているのか」
「この変化はどんな前提から生まれているのか」
と、自分で確かめていくプロセスが中心です。
強制はしません。
けれど、自分の体験に静かに目を向ける姿勢があるほど、理解は深まります。
氣功を学ぶとは、特別な能力を身につけることではなく、
自分の内側で起きている現象を、ごまかさずに観ることでもあります。
完璧である必要はありません。
むしろ、完璧さを求めるよりも、
「少し確かめてみよう」「この反応は何だろう」と、
小さな好奇心を持てる方にとって、ここは確かに“学問の場”になります。
コースの期間・料金
その他詳細
三和氣功 基礎課程は、
呼吸や姿勢、中心の揺らぎといった日常の小さな変化を、
観察可能なプロセスとして理解し、再現できるようになるまでの6ヶ月間を丁寧に積み重ねていきます。
学びは短期間で習得する“技術”ではなく、
身体と意識の関係を構造として捉え直す研究的“プロセス”です。
そのため、一定の時間をかけてゆっくりと深めていきます。
| 期間 | 6ヶ月(全24回) ※体調不良や家庭事情など、やむを得ない場合は2ヶ月まで延長可能。 |
| 回数 | 毎週1回/各回60分 |
| 料金 | 基礎フルコース:480,000円(税込) ※分割例:80,000円 × 6回 |
| 受講形式 | ・オンライン(Zoom) ・実践ワークとシェアを中心に進行 |
| 共通サポート (全コース共通) | 自主学習教材/氣功セルフプラクティスの実践の場(オンラインサロン)/チャットセッション無制限/マンツーマンサポート |
| 開始時期 | 年2回開講 4月スタート/ 10月スタート ※受講相談は随時可能です。 ※開始時期は上記のいずれかとなります。 |
専門ガイダンスについて
三和氣功の学びは、呼吸や姿勢、中心の揺らぎといった 日常の小さな変化を観察しながら進んでいきます。
そのため、基礎課程に進む前に、
ご自身がこのプロセスに向き合う準備があるかどうか を確認する時間を設けています。
それが「専門ガイダンス」です。
これは体験会ではありません。
講座の一部を“味わう”場ではなく、学びの全体像を理解し、自分の現在地を確かめるための場です。
内容:
・呼吸ワーク
・伝統氣功の実践
・氣の調律体験
・講座説明
・質疑応答
・受講手続きのご案内
呼吸や姿勢の変化を実際に観察しながら、
三和氣功がどのように「情報として氣を扱う」のかを、短い時間の中で確認していただきます。
参加費:10,000円(税込)※受講を決められた場合は、受講料に充当されます。
このガイダンスは、すでに受講を前向きに検討している方のための場です。
「少し話を聞いてみたい」「体験だけしてみたい」という目的には向きません。
学びの姿勢を確認し、
自分の内側の変化を観察する準備があるかどうか を確かめる時間としてご利用ください。
専門ガイダンスは随時お申し込みいただけます。
基礎課程への参加を検討されている方は、
まずはこちらにご参加ください。
本課程への受講を前向きに検討されている方は、
まずは「専門ガイダンス」にお申し込みください。
エッセンスコースについて
基礎課程は6ヶ月ですが、
最初の3ヶ月のみを受講する「エッセンスコース」も設けています。
これは、
・まずは氣を情報として扱う体験を積みたい
・自分に合うかを確認したい
・セルフヒーリングの土台までを身につけたい
という方のための選択肢です。
期間
3ヶ月(全12回)
受講料
24万円(税込)
3ヶ月終了時に、そのまま基礎課程(後半3ヶ月)へ進むことも可能です。
その場合は、差額のお支払いで継続できます。
エッセンスで終えることも、基礎を修了することも、どちらも正しい選択です。
大切なのは、自分の歩幅で学ぶことです。
基礎課程からその先へ
基礎課程は、氣を情報として扱う立場に立つための土台です。
ここで身につくのは、書き換えや調整の技術だけではありません。
自分の中心に戻る感覚と、自分の反応を観る視点です。
もし、学びを続けたいと感じたなら、次の段階では、その体験を専門的な構造理解へと深めていきます。
氣功を、
・心理や認知
・神経系や身体
・東洋哲学や情報の構造
といった複数の視点から横断的に理解し、専門家として扱える立場に立つ。それがアドバンス課程です。
基礎を修了した方にのみ、その道は開かれています。
急ぐ必要はありません。
けれど、土台が整ったとき、自然に次の問いが生まれます。
「もっと深く理解したい」と。
そのときに、次の門が用意されています。




