理論を、身体まで下ろす実践。
理論を学んでも、感情が動けば人は揺れます。
それは自然なことです。
戻るとは、その揺れに飲み込まれない身体の位置を思い出すことです。

なぜ、実践が必要なのか
三和氣功では、理論を重視しています。
構造を理解することは、抽象度を上げる営みです。
しかし、抽象度が上がった状態を、情動が動いたときにも保てるかどうかは別の問題です。
感情が強く動くとき、私たちの認知は一時的に狭まり、視野は具体的で反応的なレベルへと下がります。
そのとき、どれほど理解していても、理論はうまく機能しません。
それは能力の問題ではなく、神経系の自然な反応です。
だからこそ、
理解を身体のレベルまで下ろす実践が必要になります。
三和氣功の実践とは何か
三和氣功の実践の目的は、
気の流れを整えたり、能力を高めたり、身体の状態を変えたりすることではありません。
感情の波や、身体の不調、
物事の行きづまりといった、人生の揺れをなくすことでもありません。
目指すのは、その揺れの中に、自分の足で立てることです。
気を集めることや、強く感じることを目的にしません。
むしろ、何も起きない時間の中で、
身体に生じている微細な揺らぎを観ます。
呼吸の浅さ。
胸の緊張。
腹の重さ。
思考の動き。
それらを操作せず、排除せず、評価せずに観る。
その繰り返しの中で、理論は“知識”ではなく、生きた知恵として身体に下りていきます。
実践とは、特別な体験を得ることではありません。
揺れを消そうとする衝動や、
もっと上へ行きたいという衝動そのものを観られるようになること。
氣功とは、
自分の内側に起きるあらゆる氣の流れを、どう観るかで深まっていくものです。
|トレーニングやヨガとの違い
三和氣功の実践は、ダンスや、ヨガのように動きや姿勢を習得するものではありません。
フォームの完成形も、パフォーマンスの目標もありません。
トレーニングのように筋力を高めることや、柔軟性を上げることが目的ではありません。
気功の実践は、
「何をするか」よりも「どう観るか」に重心があります。
初心者も上級者も、外から見ればやっていることはほとんど変わりません。
けれど、内側で起きていることは変わります。
呼吸の質、
緊張への気づき、
衝動への距離感。
観る精度が変わることで、同じ実践がまったく別の深さを持ちます。
意味を積み重ねるのではなく、意味を手放していく。
完成形を目指すのではなく、完成を必要としない位置に立つ。
やるほどに、シンプルになる。
それが、三和氣功の実践です。
氣功の実践は健康にいいのか?
氣功は、単なる健康のための体操ではありません。
もちろん、実践を重ねる中で、身体が整ったり、精神的な変化が起きたりすることはあります。
けれど、それは「結果」です。
目標ではありません。
気功の本質は、氣の流れをどう観るかにあります。
観る精度が変わると、
緊張の扱い方が変わります。
衝動との距離が変わります。
氣の使い方が変わります。
その変化が、
結果として身体や心の状態に現れるのです。
|実践の環境の重要性
観ることは単純です。しかし、簡単ではありません。
一人で続けていると、いつのまにか「うまくやろう」とし始めます。
良くなっているか。
変わっているか。
前より進んでいるか。
結果を気にする。意味を求める。
観るはずの時間が、操作の時間に変わります。
もう一つの難しさは、習慣です。
気功の実践は、強い体験をつみ重ねるものではありません。
むしろ、歯を磨くように、数分でも日常に溶け込むことが大切です。
ストイックである必要はありません。
毎日一時間でなくてもいい。
やらない日があってもいい。
離れる時期があってもいい。
けれど、離れても戻れる。
つかず離れず、長く付き合える。
その距離感の中でこそ、理論は身体に生きてきます。
アクティブメディテーションは、「今日は気功をやろうかな」と思ったときに、
いつでも触れられる実践環境として設計されています。
アクティブメディテーションとは
アクティブメディテーションは、三和氣功の実践環境です。
静かに立ち、
呼吸し、
身体に起きている揺らぎを観る。
その時間を、評価や比較のない環境で重ねていきます。
アクティブメディテーションは、必要なときに、いつでも実践の場として、戻れる場所です。
氣功は、
能動的であり、受動的でもある瞑想。
型に沿って動きながら、
同時に、身体の内側で起きている変化をただ感じていく。
動かそうとせず、
止めようとせず、
生命の働きに参加する時間です。
特別な指導も、目指すべき完成形もありません。
けれど、続ける中で、
氣の感覚は繊細になり、氣の扱い方は自然になり、 心身の在り方は静かに整っていきます。
上達とは、
強くなることではなく、氣の流れを無理なく感じ取り、その流れとともに在れるようになることです。
氣とともにある感覚は、少しずつ身体に馴染んでいきます。
講座やプログラムから始めなくてもかまいません。
まず実践に触れることから始める。
それも、ひとつの入り口です。
開催概要
形式
オンライン(Zoom)
日時
水曜 21:00〜22:00
日曜 8:00〜9:00
※都合により変更となる場合があります。
参加費
1回 5,000円
月謝 10,000円(継続)
継続の場合、その月の実践はすべて録画視聴が可能です。
内容
・呼吸
・内観
・伝統氣功(馬先生から受け継いだ実践)
・統合の時間
・質疑応答
派手な技法の習得ではなく、
繰り返しを通して観る精度を育てる時間です。
継続参加の方へ
月謝でご参加の方は、毎月1回開催される
こころの技 氣功勉強会(オンライン)
にもご参加いただけます。
こころの構造を多角的に学び、実践に活かすための時間です。
これまでに扱ったテーマ:
・カウンセリングスキル
・コーチング理論
・ヒーリング実践練習
・伝統氣功の深掘り など
理論と実践を往復しながら、理解を身体に落としていきます。
お申し込み方法
下記の「お申し込み」ボタンよりご登録ください。
Zoomリンクをメールにてお届けいたします。
当日は時間厳守でご入室ください。
進行の都合上、途中参加に対応できない場合があります。
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