
この遠隔ヒーリングは、
「癒してもらう」「何かを良くしてもらう」ための時間ではありません。
がんばるのを少し休んで、
今の自分の心と身体の状態を、
静かな時間の中で感じてみるための時間です。
特別な感覚や経験は必要ありません。
うまく受けようとしなくて大丈夫です。
この時間の目的
この時間の目的は、とてもシンプルです。
無理に変えようとせず、
今の自分をそのまま感じること。
リラックスできなくてもいい。
前向きな気持ちにならなくてもいい。
何かに気づこうとしなくてもいい。
「いま、こんな感じなんだな」と気づくだけで十分です。
当日の準備について
特別な準備は必要ありません。
- 横になれる、静かな場所
- 締めつけない服装
- スマホの通知を切る(できれば)
- 冬場には保温をする
- 30分ノイズの入らない環境を整える
音楽やアロマ、瞑想道具なども不要です。
もし必要ならごく静かに。
何かを足さないほうが、この時間には合っています。
ヒーリング中の過ごし方
この時間に、何かをしようとする必要はありません。
ただできる範囲で穏やかに過ごしてください。リラックスが出来たらしましょう。でもできなくても大丈夫です。
- 無理に集中しなくていい
- 氣を感じようとしなくていい
- 正しく受けようとしなくていい
眠くなったら、眠ってください。
考えごとが出てきたら、そのままで大丈夫です。
「何もしないでいること」が、このヒーリングの受け方です。
もしピンと来ない場合は、たとえば…
- 普段は気づかずに動いている、身体の緊張や呼吸の浅さに、そっと気づいてみる
- がんばるのを少し休んで、今の自分の心と身体の様子を、無理なく感じてみる
- 無理に変えようとせず、今の自分の心と身体を、そのままの状態で感じること
- 良い・悪いを決めずに、今の自分の状態に気づくだけ
- 何かを変えなくてもいい状態で、ただ一度、力を抜いて過ごす
- 難しいことは考えずに寝てしまう
こんな感じで大丈夫です。
ヒーリング中にやらなくていいこと
以下のことは、意識的にやらなくて大丈夫です。
- 願いごとを考える
- 変わろうとする
- えを探す
- 内省を深めようとする
- 意味づけをする
- 効果を確認する
これらはすべて、
普段がんばっている時の使い方です。
この時間は、
がんばらない感覚を身体が思い出す時間です。
※もし願い事があるなら、事前にノートや紙に書き出しておきましょう。
ヒーリング後の過ごし方
ヒーリングが終わったあとは、
- そのまま寝てしまってOK
- ぼーっとしていてOK
- 特別な振り返りは不要
できれば、その日は何もせずに静かに過ごしてください。
「感じられない」「変化が起きない」と思う方へ
ヒーリングのあとで、
- 何も感じなかった
- 変化が起きた気がしない
- よくわからなかった
そう思う方も、少なくありません。
でも、それは
うまく受けられなかったわけでも、効果がなかったわけでもありません。
この遠隔ヒーリングの目的は、操作ではなく、ただありのままあることを許すことです。
強い感覚やはっきりした変化が起きることを
目的にしていません。
むしろ、
何も起きていないように感じるときほど、
深いとところで身体が静かな状態に戻っていることもあります。
私たちは普段、
「感じよう」「変わろう」としている時間がとても長く、
その緊張が当たり前になっています。
そのため、
何も起きない時間を
「失敗」や「空白」だと感じてしまうことがあります。
でも氣功本来の考え方では、その空白がむしろ大事で、失敗のような動きこそ創造に必要です。
このヒーリングでは、頑張って
- 気持ちよくならなくてもいい
- 前向きにならなくてもいい
- 特別な体験がなくてもいい
ただ、その時間を過ごしたこと自体が体験です。
「感じられなかった」と思ったとしても、
なにも無駄ではないことを信頼してください。
どうか、結果を出そうとせず、
評価をつけずに、そのままにしてみてください。
あとからふと、
身体や気分の変化に気づくこともありますし、
何も起きないままでも、問題はありません。
どちらも、
このヒーリングでは自然なことです。
翌日以降について
翌日以降に、
- 身体がだるい
- 気分が変わる
- 特に何も感じない
どれも自然な反応です。
「何も起きなかった」と感じても、
それは失敗ではありません。
変化は意識に上がらないところでも起きています。
この時間を過ごしたこと自体が、体験です。
自分のために何かをした、このことが重要なのです。
ご感想(フィードバック)について
ヒーリング後、
短くても構いませんので、感想をお寄せください。
- 感じたこと
- 感じなかったこと
- 眠かった
- よくわからなかった
どれも大切な体験です。
これは報告や評価ではなく、
自分の体験を言葉にして確認するためのものです。
大切なことはヒーリングの効果や結果を探すことではなく、自分の感じていること、自分の身体の状態、感覚に注意を向けるということです。
最後に
この遠隔ヒーリングは、あなたを変えようとするものではありません。
ただ一度、力を抜いて、
今の自分の状態と一緒にいる時間です。
何も起きなくても、大丈夫。
それも、ちゃんとした体験です。
