なぜ気功は、病気に効くのか?

病気は辞めるもの三和氣功の気功施術について

三和氣功では

・中国の伝統気功
・認知科学に基づいた内部表現の書き換え

これらを統合して気功による施術やセッションを行います。

 

中国の伝統気功には数千年の間受け継がれてきた方法論と技術があり、それを現代の認知科学や脳科学、心理学によって解釈しなおすことでオカルティズムやスピリチュアリズムに隠れていたスコトーマをはずして、科学的根拠のある効果を生み出すことができるようになりました。

 

三和氣功では「病気や問題は辞めるもの」としてとらえています。

 

なんとか手放したい問題や治したい病気であっても、それらをつくり出すのはあなたの脳(無意識)だからです。

病気であれ、その他の問題であれ、そうなりたくてなったわけではないにしろすべての原因は自分の中にあります。

だから辞めようと思えば辞められるのです。

 

三和氣功のセッションはクライアントの皆様が問題や病気や問題を「辞める」ためのリードとサポートを目的としています。

こうした考え方に納得がいって、辞めてみたいなと思った方は気功を試してみる価値があるでしょう。

 

本当に病気を治したい、問題を解決したい、望みを手に入れたいと考えるのであれば、まずはその問題をやめてその先にどうなりたいかを考えること。

そして自分が始めた病気ならば自分で辞めるだけだ、現実を変えられるのは自分だけだというマインドセットが必要です。

 

そして、まずは十分に身体と心の疲れと緊張を取り、深く緩むこと、休むことからはじめていきましょう。
身体性が整えば、自ずと心のあり方が変わります。心のあり方が変われば、現実が変わるのです。

 

そして、ご自分がどうなりたいのか、何が望みなのか、しっかりと未来を見据えていきましょう。

そうしたプロセスを、常にあなたと一緒に進みながら必要なだけサポートしていきます。

 

伝統気功のパラダイム

「現象には、そのもとになる情報がある」

三和氣功創始者、馬光文はそのように言います。

 

たとえば、身体のある部分に痛みが生じるのは、そこに痛みを生じさせる「情報」としての「気」が存在していると、伝統気功では捉えます。

「気」は生命エネルギーであると言われていますが、本質的には気は「情報」であるというのが馬光文の示す伝統気功のありかたです。

伝統気功の世界観においては万物を生み、形作るものが気です。生命を生み出し、成長させ、滅ぼし、変化させるエネルギーであり、人間の思考や意識、感情といったものも「気」です。

 

このような観点から、気功では「身体」も「気」の一つの現れ=情報としてとらえます。

馬光文の説く気功施術とは身体に張り付いている古い情報(悪い気)を取り除いて、新しい情報(良い気)を上書きすることで身体が変化するという考え方のもとに成り立っています。伝統気功の本質は、情報による情報への働きかけであり、意念(イメージや意識、心のこと)の技術なのです。

 

 

科学的に気功のカラクリを捉える

 

何千年もの歴史を経てもなお現代に伝わっている気功は「仙術」として、超人的な能力やスキルとして扱われてきたという歴史がありました。

しかし、認知科学や脳科学などによって、気功のカラクリを科学的に捉え直すことで伝統気功をより高い視点から理解し、扱うことが可能となりました。

 

認知科学による気功とは「共感覚による内部表現の書き換え」として説明されます。

共感覚とは、いわゆる「気」であり、気を感じる感覚のことです。

 

「共感覚」によって身体や脳に働きかけが行われる結果、無意識レベルで内部表現(脳と心)が書き換わります。

身体と脳の間では複雑なフィードバックシステムが働いて、常に心と体にとって一番安定した状態を維持しようと情報のやりとりが行われています。

生体は常に、慣れ親しんだ安定的な内部環境(=現状)を保つように自動的に機能します。これをホメオスタシスといいます。

心と身体は本能的に現状にとどまろうとします。それが生存本能にとっては一番リスクが少ないからです。

 

色々やってみるけれどなかなか結果が出ないということの理由は、現状を維持しようとする脳の働きによります。
望む、望まざるに関係なく「現状」をできる限り維持しようとするのがホメオスタシスの働きだからです。

ホメオスタシスは身体の生理機能であり、つねに無意識に働いています。

現状を変えていきたいとき、このホメオスタシスシステムをスムーズに現状の外へと移行させる必要があります。

脳の仕組みを利用しつつ気功での働きかけで無意識、潜在意識レベルで変化を促しながら、少しずつ、しかしながら確実に変化を積み重ねていくことが必要となります。

 

物理学や脳科学、認知科学などの分野において科学が証明したことは「現実」は自分の信じていることに合わせて、自分(=脳)が創り出しているということであり、その本質は「情報」であるということでした。

つまり、「現実」とは脳によって情報空間をリアルに体験しているに過ぎないということがわかってきたのです。

 

ですから「情報」を操作することができれば体験する現実は変えることができるというのが、気功を現代科学で解釈しなおした「共感覚」による内部表現の書き換えなのです。

病気や不具合は、無意識に入力されたアルゴリズムパターンにバグが生じているようなものです。

そこに新しい関数として氣功を使って「気=情報」を入力してやれば、脳は、コンピューターがプログラムの再計算、再構築を始めるように、自動的にあなたのゴールに対して機能する新しいアルゴリズムを探し始めます。

 

その結果、症状が消えたり取り巻く状況や人間関係に変化があったり、自然と現状が変わっていくようになります。

 

 

気功はなぜ病気に効くのか

脳科学の観点から

情報空間を操作すれば自ずと病気は消える

あなたの「現実」はすべてあなたの脳が五感と言語による情報を処理をした結果として、体験されます。

「病気」もあなたの脳の情報処理の結果として体験されます。

 

よって、症状や病気という実際の体験そのものは結果であって、本質的な問題は情報処理の過程そのものや、あなたの情報的な背景にあるといえます。

 

脳は「ホメオスタシス」という機能によって、環境や状況に合わせて適切に情報処理をして健全な内部環境を維持しますが、ある一定の思い込みや信念に縛られて情報処理がうまくいかなくなると情報処理が不具合をおこして、ホメオスタシスが適切に機能しなくなる結果、病気という形のエラーが起きるのです。

 

例えば、偏った思い込みや不適切な信念によって

「自分は病気にでもならないと愛されない人間だ」とか

「自分は病気になって罰を受けるべき人間だ」とか

「自分は病人である」といった

セルフイメージが形成されるとそこにホメオスタシスが働いて、そうした自分が現実として体験されることになります。

 

最新の認知科学には、私たちが体験する宇宙がこれまで認識されているような3次元ではなく、無限の「場」の、低い次元の一部に過ぎないのではないかという仮説があります。

つまり、あなたが体験しているこの世界は情報が先にあり、その写像として物理現象が現れているという考え方です。

私たち人間は五感と言語でキャッチした情報を脳で処理することによって、この世に存在しているかのように物理次元で認識しているにすぎないのです。

 

よって、あなたの病気もあなたの無意識にある不適切な信念や思い込みを外し、低いセルフイメージを書き換えたりして情報空間を操作して適切なものへと書き換えてやれば、物理次元での体験である病気は自ずと消えるというわけです。

 

気功はあなたの現実を作り出す脳と心に働きかけて、直接情報空間を操作する技術です。

病気の人は、病気あるいは病人といった情報空間に対してホメオスタシスが固定化されてしまっているような状態です。

病気を治したいと思ったらホメオスタシスが病気とか病人という情報空間に働くのを辞めさせて、もっと適切で好ましい情報に対して働くように書き換える必要があります。

 

例えば、新しく生きる意味を見つけたり心からやりたいことを見つけて、そうしたことを実現している自分に対してホメオスタシスが働き出すと自然治癒力が働いて、勝手に病気は治るのです。

気功は感覚的に、情報空間に直接にインパクトを与えて変化を起こす技術です。

 

このときに「共感覚」といわれる少し特殊な感覚を使います。

これによって、人間の情報的な領域である潜在意識に直接働きかけることができます。

その結果、病気という不適切な情報空間に対して働いていたホメオスタシスを書き換えて望ましい情報空間に対してホメオスタシスが働くように情報操作が可能である。ということが脳科学からみた気功がなぜ病気に効くのかというカラクリになります。

 

ここで誤解を避けたいのは、一般的には気功が患部に届くことでそこが物理的に変化して症状や病気が治ると思われがちですが、

そうではなく、

気功が働きかけているのは物理ではなく情報であるという点です。

情報が変わった結果として、病気や症状が消えるという物理現象が起きるのです。

 

 

中医学と「道(タオ)」の観点から

気の滞りと経絡のつまりが万病を生じる

気功の世界観では、気がよどみなく流れ、循環すること。

これが宇宙の理、そして自然のあり方であり、この気の循環の中ですべてのものは生まれ、消長盛衰を繰り返しています。

 

「天神合一」という言葉に表されているのは、人間も、大宇宙の一部であり、まさに人間の身体、あり方そのものが宇宙営みそのものです。

 

中医学では人の身体にはおおよそ14本の気の流れ道があって、それを「経絡」とよんでいます。

古代の道士(修行者)たちが気の巡る経路を探り、書き示したものが、現代に至るまで鍼灸治療で活用されていると言われています。

 

また、中医学では身体を構成するすべてのものは「気」によってつくられていて

各細胞、各組織、各臓器の働き、免疫機能、すべての生理機能、すべての精神活動も

気の働きによって成り立っています。
気は経絡と血脈(血管)を介して身体全身をくまなく流れ巡ることによって、その機能を果たしています。

身体の主な生理機能は陰陽の気のバランスと、木火土金水の五行の気の作用のダイナミックな平衡の上に成り立っています。

 

経絡によどみなく気が流れ陰陽と五行のバランスが絶妙に保たれていくことが、すべての細胞が栄養され、また各生理機能が働くための最も重要な条件で、これによって

人間は自ずと心も身体も健やかに保たれ、更に大きな目で見た人の一生、つまり人生に関しても自然とうまくいくようになっています。

 

よって、身体の気の流れが弱まったり、経絡が詰まって滞ったりすることが物事がうまくいかなくなったり、心と身体の健全なあり方を損なう大元なのです。

 

病気を生む「邪気」が生じて結果として身体の不調があらわれる

気功の観点から現象ということを捉えると、気という目には見えずとらえどころの無いものの動きが先ずあって、その結果として現象として物事が生まれたり消えたりすると考えます。

 

つまり、病気が現れるときにはそれが現象化するための「気」が最初に生じてそれが痛みや不調として現れるのです。

病気を生じたり、人の心や身体に悪い影響を与える気を「邪気」と言ったりしますが、多くの場合は体内の気の流れの滞りが毒を生んで邪気化したり、その人の心や身体にダメージを与えるような気が直接影響を与えて病気を生じるわけです。

 

気功でヒーリングや施術をするときには

1.原因になっている邪気に直接働きかけて、取り除いたり壊したりする

2.邪気の代わりにその人にとって機能する、良い気を入れる

3.その人の生来持っている気の流れを活性化することで身体が自然に邪気を無効化しバランスを取り戻すのを助ける

こうした意図を持って行います。

 

気功は「道(タオ)」にゆだねる生き方そのものを実現する

気功は中国の歴史の中で皇帝の御殿医が扱う医術として発展したという背景があるのは事実ですが、本質的な気功の目的は人が道(タオ)に至って覚醒するための修行法でした。

 

すなわち、気功とは実践を通して

道(タオ)に触れ
道(タオ)を知り

道(タオ)に至るための

方法なのです。

 

道(タオ)の教えていることは己の自然に従う生き方、「無為自然」です。

 

それによって人は病気にならず、不幸にならず、豊かに健康に人生のパフォーマンスを最大に高めて自分にしかない価値をこの世に還元しながら生きることができます。

気功を知り、気功を日常的に実践することで自ずと無為自然に至ることができる。

気功は、そのためにデザインされているのです。

 

病気であるということはある意味で、あなたの生き方は無為自然のあり方に反しているよという身体からのメッセージでもあり、もっと大きな視点からみれば

今こそ道(タオ)に目覚めよ!

という人生の大きなチャンスでもあります。

気功への理解を深めただ実践していくだけで、あなたは病気を辞めて本来の自分の生き方へと戻っていけるというわけです。

 

 

 

2016年4月5日

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