三和氣功の考える氣功とは?
気功でどうして病気が治るの?
気功でどうして現実が変わるの?
気功でどうしてキレイになれるの?
気功 はあなたの世界を作っている「情報」を操作する技術
気功 は一般的には、健康のために役立つ一種の養生法や運動法だと認識されているか、または潜在能力の開発のための手法の一つだと思われているかも知れません。
それはもちろん間違いではないですが、でもその本質は、「情報操作」の技術であるといえます。
脳と心を書き換えるための技術であり、情報を上手に扱うための身体スキルを養う歴史のある修行法です。
「気」とは情報のこと
気功の「気」とは実は情報のことです。
私たちの物理的な生命現象は、その本質には情報が必ず存在しています。人間とは、情報によって生きる者であり、この世界は情報で成り立っているのです。
例えば生命が誕生するときには、DNAという情報が必要です。リンゴというものが存在するためには、「リンゴとは何か」という情報が必要であるということですね。
気功とは文字通り、「気」つまり情報を操る技のことなのです。
「情報」とは、先程も言ったように、数式や、言葉や、人の心の働きによって生まれるイメージ、感情など、概念として表されるものすべてをさしています。気功ではこれを「意念」とよびます。気功は意念であるとよく言います。
中国の哲学的な世界観では万物は気で出来ていると考えられていました。
即ち世界は「情報」、つまり意念によって出来ていました。
むろん、古代の中国に「情報」という概念があったのかどうかはわかりません。でも、少なくとも、気という実体の無いものが物理現実を生み出していて、この世界のあらゆる物理現象の裏には必ず「気」という実体の無いものが働いている。気によって成らぬものはないと考えられてきたのです。
物理に先行して、情報がある。
この世界観が気功を理解する上でとても大切なことです。
中国の古代の世界観では、先ず「太極(太乙)」という、「有・無」の概念を超えた、抽象度の高い情報状態があり、そこから「陰」と「陽」という分化した、より具体化した情報が生まれ、さらにそこから「木」「火」「土」「金」「水」へさらに分化して、さらにそこから世の中の様々な物理現象が生まれていきます。
情報が分化してより具体化していくことで「物理」が生じるのです。
これと似たような世界観は聖書の中にも登場します。
「はじめに言葉ありき。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。」「万物は言葉によって成った。成ったもので、言葉によらずに成ったものは何一つなかった」 (ヨハネによる福音書第一章)
ここでいう「言葉」とは、古代ギリシャ語の「ロゴス」のこと。つまり、概念や論理、意味などを示す単語であり、即ち「情報」のことです。
この有名なフレーズは即ち、物理に先行して情報がある、情報が世界を創造するのだと説明しているのです。
そうです。私たちの現実は情報で出来ている。
私たちの世界の本質は情報なのです。
これは、「内部表現(脳と心の認知するものすべて)が現実である」という現代における認知科学の出した結論と全く矛盾しません。
気、情報を操る者こそ、まさに、世界の創造主となるのです。
そんな意念を操る神業のような力を習得し、病気を治したり、仙人や神に至る修行法として、古代中国で「気功」は生まれて現代にまで受け継がれてきたのです。
これは気功を理解する上では必要な知識です。自分が自分の世界の創造者となるためのツール。それが気功です。
情報を書き換えれば、自由に現実をつくり出すことができる
情報が世界を創り出すのであれば、情報を自在に操ることが出来れば世界を自在に創造することが出来る。
逆に言えば、人生におけるあらゆる問題、病気も、人間関係の問題も、金銭的な問題も、すべて、先に情報があってそれが現実化していると考えます。
自分にとって不都合なあるいは不適切だと思われる現実が目の前にあるなら、現実を何とかしようとするのではなく、その現実を生み出している自分自身の「気」=情報を書き換えてしまえば良いのです。
例えばあなたの無意識にある機能しない思い込みや古い信念、トラウマ、セルフイメージなどが変われば現実は自然と変わるのです。
現代における気功とは、健康や幸せを手に入れてなりたい自分になったり、より大きな目的のために生きたり、人生を豊かにしていく ために、自分で情報を選択し、書き換える能力を手にするための一つの手段とです。
あなたという人間も情報の集合体です
私たちの「自我」は実は自分以外の情報、自分の外側から与えられた情報だけで出来ています。
例えばあなたの名前も、あなたの体質や性格も、そうですよね?おそらくそれはご両親やご家族から与えられたものです。
同じように、自分の信念も価値観も、それは自分オリジナルではなくて、自分以外の誰かのものを自分が受け入れて自分のものとしただけにすぎません。
あらゆる情報の結節点、それが「自我」です。
自分というものを表現する際に重要な情報を並べていくと、自分というものがどんな情報で成り立っているかが分かります。
例えば、○○という一族に生まれ、○○人で、○○に住み、○○と結婚していて、○○が専門で、○○が大好きで、○○な性格で、○○という病気があって、今○○という問題に悩んでいて、○○が得意で…
でも、いくら自分を説明しても、「自分」という実体そのものを捉えることは出来ません。
それは、 「1」という概念が存在しても、実在はしないのと同じような感覚です。
そのような、実体のないとらえどころの無いものこそ、自分という存在です。
外部にある情報を意識的に、実はほとんど無意識的に受け入れて「自分」というものは生み出され、そしてどんな情報が周りにあるかによって変化し続けるものなのです。自我というものは固定的ではありません。
でも、だからこそ、「自分」というものはいくらでも変えていける。俳優が作品によってその役になりきって役を演じるように、悪役にも、正義のヒーローにも、聖者にも…、自分というものは簡単に変えることが出来る、服を着替えるように、その時々によってキャラクターを選べる、どんな自分にもなれるのだという世界観を持つことは大切です。
自分がどんな情報を受け入れているのか、受け入れようとしているのかに意識的になって、情報を操り、自ら「自分」を決めることが出来る能力が、自分の心から望む未来を求めたり、本当に自分を豊かにしたり、幸せにしたりするためには必要なのです。
情報があなた自身やあなたの世界を作るのですから、あなたがあなたの世界の創造者や支配者になるためには、あなたは情報に支配されるものではなく、情報を支配するもの、情報を操るものでなければなりません。
気功はそのために必要な知性やスキルを身につける方法なのです。
気の感覚が脳に情報の書きかえを促します
では具体的に、気功がどのように「情報」を書き換えるのでしょうか。
そのポイントは「気」の感覚、気を感じる感覚にあります。
詳しい説明は講座の中に譲りますが、「気」というものはそもそも実際には存在していません。
気を感じると、例えば手のひらにビリビリした感覚や、温かい感覚が生じますが、でも実際に物理的な何かがそこにあって、それを触っているから温かく感じたり、ピリピリするわけではありません。
気を感じるとき、脳は物理的ではないもの、つまり「情報」に対して反応しているということになります。
そして、このことが脳に新しい情報をインプットする鍵になります。
気を感じるとき、脳は、情報に対して「リアル」に反応しているので、これを利用して情報を書き換える、これがとてもシンプルな気功の仕組みです。
ポイントは、あなた自身はそこに物理的には何もない、気を感じているのは単なる錯覚、気のせいだと思っていたとしても、脳や身体、そして、無意識はそうは思っていないということです。
あなたが、気のせいだと思っていたとしても、身体は実際に温かさやピリピリした感覚を感じ、無意識には情報がインプットされて、情報の再計算や再処理が始まっているということです。
気功とは、身体で感じる「気感」を使って、脳の認知を変えていく技術でということになります。あなたの認知することが変われば、あなた自身も世界も変わります。
あなたがあなたの世界の創造者となってください
私が皆さんに気功を通して伝えたいこと、気功を習得して、得ていただきたいことは、あなた自身があなたの世界の創造者となることです。
あなたがあなたの唯一の主となり、自由に自分の世界を生きていくスキルとして、気功を習得していただきたいと思っています。
それは、簡単であるとは言いません。でも、積み重ねることで頭だけの理解から体験に落とし込めテイクことができると思います。
気功を学んだり、習得して行く過程で、たとえ少しずつでも自分の世界は自分が創り出している、自分の世界は自分で創り出せるということを知って、誰のためでもない、自分が人生を生きる理由を追い求める生き方を手に入れて欲しいと思います。
そのために、まず気功を何のために使っていきたいのか、主体的な理由を持ってください。
まず自分の病気を手放すことかも知れません。自分が経済的に自立することかもしれません。あるいは、他者を癒やすヒーリングの技術を身につけることかも知れません。
いずれにしても、これからあなたは気功というツールを手に入れて新しい世界に生きて行くことができます。今の自分の世界を一つも二つも広げて、あなたの自己実現のために気功を活用するノウハウを習得してくださることを願っています。