ヒーリングや氣功の効果は、目に見えない世界で起きています。
そのため、体験した変化をすぐに“実感”として捉えるのは難しく、
ときに「些細なこと」「気のせい」と思ってしまうかもしれません。
けれど、私たちの想像以上に、
「氣」――つまり非言語的な情報の交流――は、
日々の心や身体、選択に深く影響しています。
そして、その力を意識的に活用する鍵が「言葉」です。
言葉にすることは、潜在意識に投げ込まれた情報を受け取り、
受け入れるということ。
感じたこと、考えたことを言語化するたびに、
あなたの内側で氣は流れ、人生は少しずつ豊かに整っていきます。
言葉にした瞬間、氣が動く
私たちは、体験を「言葉」にしたとき、
初めてそれを“自分のもの”として理解します。
ヒーリングや瞑想のあとに感じたことを言葉にするのは、
単なる感想ではありません。
それは、内側で動いた氣の流れを
静かに整える行為なのです。
脳科学:言語化が脳を調律する
感情や感覚を言葉にした瞬間、
脳の中では前頭前野(思考)と島皮質(感情・身体感覚)が
穏やかに共鳴しはじめます。
これは、氣功でいう「氣を観る」状態とよく似ています。
言葉が、感情の波を静め、思考を整える。
その過程で、心の内側に自然な秩序(=調和)が戻ってくるのです。
認知科学:内部表現の書き換え
私たちの脳は、現実そのものではなく、
それをどう感じ・意味づけるか(内部表現)を通して世界を見ています。
体験を言葉にするとは、
曖昧な感覚を明確な情報として再構築すること。(Rゆらぎ)
この瞬間、心の中で情報の配置が変わり、
氣の流れ(情報の流れ)が自然に整っていくのです。
言葉にするとは、
氣を“観て、整えて、還す”プロセスそのもの。
氣功哲学:言葉は氣のかたち
氣とは、物質でもエネルギーでもなく、
あらゆる生命をつなぐ情報の流れ。
言葉もまた情報です。
声に出した瞬間、書いた瞬間、
その情報は自分と世界の氣に影響を与えます。
ヒーリング後に感じたことを言葉にするのは、
氣を外へ還流させ、再び自分の内へと戻す循環のはじまり。
それが、「氣の還流(フィードバック)」です。
結び:感じたことを書く=氣を還す
ヒーリングを受けたり、セルフヒーリングをした際に感じたことや気づいたことを
書くことは、氣の統合。
体験を言葉にするたびに、氣は一つの輪を描き、
静かにあなたの内側で調和していきます。
言葉は氣のかたち。
あなたの言葉が、世界に静かな波紋を広げていく。
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馬明香(ま あすか)
氣功師、ヒーラー、セラピスト
認知科学をベースとしたヒーリングと中国の伝統気功を用いて、病人を辞めて、本来の自分の生き方に立ち返り自己実現を目指す生き方を追求している。
本当になりたい自分を実現し生きることこそ、病気を治すことの唯一の道であり、どんな状況にあっても自分の価値を探求しながら人生を生きることが人の本当の幸せであることを信じて活動している。
「道タオ」に通じる気功的な生き方、すなわち、頑張らず無理せず、自然体であれば、自ずと自分が持っている本来の魅力や能力が発揮され、健康に豊かに幸せに生きられるはず。
人生のパフォーマンスを最高に高めていくための一つの道具として氣功を提案している。