心と気功 気功について

感謝と赦しの力 ― 内なる自由と静けさ

2025年10月29日

戦いをやめたとき、赦しが生まれる。

誰かを許せないまま、心の奥で痛みを抱えている人へ。
そして、自分を責め続けてしまう優しいあなたへ。

感謝と赦しは、単なる「良い心の持ち方」ではありません。
それは、心の奥に滞った氣が再び流れ始める“生命の回復”の道です。

このシリーズでは、氣功・心理・哲学の視点から、
人がもう一度「本当の自分」とつながり、静けさと共に生きるための
4つの扉をひらいていきます。

あなたの中の痛みが、やがて光に変わっていく。
その旅路を、ともに歩むためのコラムです。

 


 

内なる自由と静けさ ― 戦いをやめるとき、癒しが始まる

私たちは、知らないうちに「自分との戦い」を続けています。
過去の出来事に心を囚われ、変えられなかった自分を責めたり、
誰かへの怒りを手放せずに、心の奥で抵抗を抱えたまま生きている。

けれど氣の世界では、抵抗こそが滞りを生むといいます。
頑張って解こうとするほど、心は硬くなり、氣は流れなくなる。
静けさとは、何も感じないことではなく、戦わない状態のこと。
その瞬間、心はふっと軽くなり、内側に温かな呼吸が戻ります。

 

抵抗をやめる ― 「許せない」という感情を観る

「許せない」「許されない」「許してはいけない」──
そんな感情を抱くとき、私たちは外の誰かと戦っているようで、
実は自分自身と戦っているのかもしれません。

怒りや罪悪感の奥には、
“本当は愛したいのに愛せなかった”という痛みが隠れています。
その痛みを感じるのが怖くて、私たちは「責める」という形で
自分を守ろうとしてしまうのです。

けれど、責めることは一見自分を守るようでいて、
実際には心を傷つけ、氣の流れを止めてしまう行為でもあります。
苦しみの本当の原因は、「許せない感情」そのものではなく、
その感情を拒むことにあるのです。

だから、赦しの第一歩は「許そうとする」ことではありません。
「もう戦わなくていい」と、自分に静かに伝えること。

許せない気持ちを無理に消そうとせず、
「いま、私は許せないと感じている」と認めてあげる。
その瞬間、心にわずかな隙間が生まれ、
閉ざされていた氣が、静かに流れ始めます。

赦しとは行動ではなく状態
何かをするのではなく、
ただ“抵抗をやめる”とき、静けさの中に自然と現れてくるのです。

 

静けさという自由

静けさとは、外の世界が静まることではなく、
内なる戦いが終わること
感情や記憶が波のように過ぎ去っても、
その奥にある“在る”という感覚は決して失われません。

そのとき、心は自由になります。
過去の出来事も、他者との関係も、善悪という枠を超えて、
ひとつの体験として受け取ることができる。

感謝も赦しも、努力して生まれるものではなく、
この内なる静寂の中から自然に湧き上がってくるもの。
何も変えようとしなくても、
世界はすでに調和へと流れている──その事実に気づくこと。

それが、癒しであり、「内なる解放」なのです。

 

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