坐骨神経痛の原因となりうる疾患~梨状筋症候群~

坐骨神経痛の原因となりうる疾患として最後に梨状筋症候群についてお話しします。

実はこの梨状筋症候群が最も一般的な坐骨神経痛の原因かもしれません。幅広い世代にみられます。

まず梨状筋について説明しましょう。

図の左側を見ると大殿筋という大きな筋肉がお尻の大半を覆っているのがわかります。この大きな筋肉をはがすと、その下には右側を見て分かるように複 数の筋肉が隠れています。大殿筋を含めこの筋肉たちはすべて股関節の動きにかかわっている筋肉群です。さて、梨状筋を探してみましょう。梨状筋はお尻の真 ん中にある仙骨という骨と太ももの骨、大腿骨の上方までをつなぐように存在しているのがわかります。この梨状筋は股関節を外側に回旋する動き(股を開く動 き)にかかわっています。この筋肉が慢性的に緊張を起こして柔軟性を失ってしまうことで梨状筋症候群を発症します。

よく見ると梨状筋のすぐ下から太い神経が出ているのがわかると思いますが、実は腰椎の4番5番辺りから脊柱管を出た坐骨神経はこの梨状筋部で体表近 くへ出てきます。梨状筋の過緊張がこの坐骨神経を圧迫してしまうため、お尻から下の坐骨神経の走行に沿ってしびれや痛みが発生します。これが梨状筋症候群 による坐骨神経痛です。

梨状筋症候群は30代~70代と割と広い世代の方にポピュラーな疾患で、その原因は事故などの外傷によるものなどもありますが、座りっぱなしのデス クワークや長時間の車の運転をされる方、立ち仕事の方に多く見られます。女性では生理前後の体の変化に伴い症状を訴える方もいます。いずれにせよ、多くの 場合生活のパターンや姿勢の癖などと深くかかわっている疾患であると言えます。

梨状筋症候群の場合、腰椎の変形、腰椎間の関節の変形が直接かかわっておらず、脊柱管狭窄症のように太ももから足の筋力が低下したり、進行したり重篤な場合になると排便排尿障害などを併発するということはありません。
治療は病院でも一般的なマッサージや整体院でも、基本的に梨状筋の緊張をほぐし坐骨神経及び、その周囲の血流改善による症状の緩和、予防が中心です。

但し、坐骨神経痛は神経を圧迫する部位に発生した腫瘍が原因ということも無きにしも非ずですので、おかしいなと思ったらすぐにお医者さんに相談するのが最善です。

三和気功ではまず患部の気の状態を診察してひどい異常がないかを確認してから施術に入ります。中医学では痛みは気の滞りによって起きると考えますの で、三和気功では痛みの原因になっている悪い気を患部から出して、経絡の気を整え流れをよくしてから、良い気を入ることで痛みを改善します。患部だけの治 療にとどまらず、全身の気血の流れを整えることで内臓も活性化し、患部の症状が緩和し改善することをサポートします。梨状筋症候群の場合は膀胱の経絡を特 に意識して施術を行い、臀部の筋肉の緊張を和らげて太ももから足までの気と血の流れを促します。

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