「天気病み」と気功

古くから「天気病み」という言葉があります。天気や気温、気圧などの変化によって起こる不眠やめまい、持病の悪化、頭痛、倦怠感、イライラ、気分の落ち込みなどの不調のことをいい、最近では「気象病」とも呼ばれています。
ここ数年の気象の変動の激しさに加えて、利便さゆえに不規則になりがちな現代の生活を考えると、うまく適応できずに体調を崩してしまう人が増えているのも わからなくもない話です。相手は地球を取り巻く自然環境。人の体がまったく影響を受けないというのは難しいかもしれません。
症状によっては対症療法が必要な場合もありますが、根本的な対策としては、やはり自分の体を外的な影響を受けにくいものにしていくことなのだと思います。 対処法としては、規則正しい生活、食養生、十分な睡眠、入浴、適度な運動などが挙げられますが、自分の中の気の巡りをよくし、充実させることも有効な方法 といえます。
中医学では人体を「気・血・水」の3つに分け、これらの循環や量の過不足が健康に影響するとしています。この3つを陰陽に分けると「血・水」が陰、「気」が陽とされ、血や水の巡りをよくするためには気の働きが重要であると考えられています。
物質的な「血・水」と違って「気」は目に見えないため、なかなか意識しづらいかもしれません。しかしながら人の体は水分が7割を占めており、陰分ばかりで滞ってしまった場合にそれらを動かすには、陽分の働きかけがポイントとなるのです。

当院の気功教室では、気を感じやすく、通しやすい体にしていくことから始めます。段階を経て、ゆくゆくは人に治療ができる気功をめざしますが、まず は自分の体から。練習を重ねるうちに自分の中の気も高まり、体調も整っていきます。生活習慣やバランスのよい食事はもちろんのことですが「気を整える」と いうのも、自分の体を理解し、健やかにしていくことにつながると思います。

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