「陰陽五行説」…陰陽論

中医学の根幹となる思想に「陰陽五行説」というものがあります。森羅万象すべてを陰と陽に分けて考える「陰陽論」と、あらゆるものを5つの要素に分類する「五行説」を組み合わせたものです。

陰陽論を表す太極図は、白と黒の勾玉のようなものが組み合わさった形をしており、さらにその中にはそれぞれの色を反転させた(白の中には黒の、黒の 中には白の)小さな丸が描かれています。これは陰陽のバランスや循環を表し、中にある小さな丸は、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があることを示してい ます。

季節がめぐるのも陰陽の循環と考えます。冬の寒さが極まれば春になり、夏を迎え、暑さが頂点に達したら秋へとスイッチが切り替わります。
また、陰と陽はいずれも同じ比率で有しているのがよいとされています。「月・夜・女・地・内・寒 etc.」は陰、「太陽・昼・男・天・外・熱 etc.」は陽、などと分類されますが、これらはただ対立するというだけのものではなく、対極にありながらも影響し合い、補い合う関係でもあるのです。

万物はとどまることなく流動しています。また、人間の体の中にも陰と陽はあり、常に揺れ動いています。外的要因、内的要因を含め、心身のバランスを保つための知恵が中医学であるともいえるのです。

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