無意識は常に正しいのか

願望実現に関する
意識と無意識の関係性について

先日、無意識は常に正しいという
主旨の本を読みましたが…と
生徒さんからご相談を受けました。

無意識が常に正しいのであれば、
顕在意識が求める願望実現は
(自分の願望を追求することは正しいことなのか)
という問いであり、
また、願望実現に関する
無意識と意識の関係性を追求する問い
であったと思います。

ここでまず最初に問題になっているのは
正しいのか正しくないのかという視点について。

正しいか正しくないかはすでに、
科学的には意義のない論点となっています。

数学者ゲーテルによって示された
数学はおろか、ありとあらゆる公理体系には
完全無欠なものはないという「不完全性定理」はまた、
いかなる理論体系もその体系内からは
無矛盾であることを証明できないことを
導き出したからです。

つまり、矛盾を抱えない完全なる理論体系はない上に、
その体系内にいる限りは
その体系の不合理や矛盾(不完全性)
を解消することは不可能であるというわけです。

完璧に正しいものはない。
完全なるものは存在し得ない。
それを我々はどうすることもできない。

この科学的な知見を採用すれば、
あらゆる矛盾を超えた存在、
不完全な人間を超越した完全性である「神」は
存在しないのです。

よって、
何かを正しいか正しくないかで比較するのは
あまり意義がありませんし、

完全性を求めることや、そこへ到達しようとすることも
意義がありません。

よって無意識は常に正しいという視点で
無意識を捉えること自体を
三和気功では採用していません。

願望実現の主体

次に願望実現の主体についてですが、
願望を実現することに関して、

意識がセットし、
無意識がそれを達成するのです。

その意味では願望実現をするのは
意識でもあり、無意識でもあります。

実現するということは
意識だけでも為されず、
無意識だけでも為されないことです。

無意識には書き込まれた「アルゴリズム」だけがあります。

DNAに書き込まれている情報によって
望む、望まないにかかわらず
人体的特徴が実現されるように、
書き込まれた算式どおりに淡々と実行するのが
無意識です。

その意味では、
私たちは常に自分の望んだ(セットした)とおりに
生きているのです。

書き込まれた情報とはシンプルに
過去の体験に基づく「記憶」であり、

その書き込まれた情報が気に入らないなら、
意識的にセットしなおして(書き換えて)
しまいましょうというのが、
三和気功の採用している気功理論であり、
願望実現の方法論です。

「記憶」は変えることができない、というのも
未だ一般的な認識かと思いますが、
実は、記憶は平気で嘘をつきます。

記憶はテープやカメラのようにレコードした情報を
そのまま保存しているようなものではありません。
現在の状況に合わせて、
現在の自分にしっくりくるように、
都合良く記憶は作り替えられています。

つまり、
情報はいくらでも
書き換えることができるわけです。

そして、書き込まれた情報通り
無意識は「実現」するだけです。

情報をセットする方法として三和気功は
「気功」をご提案しているのです。

無意識に耳を傾けるとは?

前述の生徒さんはおそらく
「無意識に耳を傾けること」が何かについても
問うていらっしゃったのだと思います。

無意識には無限のリソースがあります。
ですから、無意識に問いかけることで
その時点でのベストな答えを
手に入れることができるであろうというのが
「無意識に耳を傾ける」または
「無意識の声を聞く」という行為の意図するところですね。

それを気功の文脈で表現するとしたら、
「want toに委ねる」ということになります。
無意識に埋もれている未だ見えていないwant toを意識に上げる
ということでもあるでしょう。

無意識のリソースの、
すべての可能性のどこを引き出していくのか
をシンプルにwant toに委ねていくことで
行動も判断も変わっていきます。

現代社会では、自分のwant toを追求したり、
それに従うことがむしろ悪いものとして
集合的内部表現に書き込まれていますから、
多くの人は心身ともに疲弊して
自らのwant toが見えなくなっています。

そしてそこにwant toという概念すらなければ、
無意識に書き込まれているアルゴリズムに
奴隷のように従うしかなく、心と体はさらに疲弊していきます。

want toに従って生きることは、
want toを無視してきたそれまでの生き方の
アルゴリズムを崩すことであり、
望みのまま、自分を解放して生きることは
心と身体に負担をかけません。

だから「無意識の声に従う」行為は
行動を変え判断を変え、
心のあり方や身体を変えていきます。

簡単に言ってしまえば、
外側から強制された基準ではなく、
他の誰でもない
自分のwant toに従って生きることは
自由で後悔がありませんよね。
たとえ失敗しても自分の自由意志でのことなので
後腐れがありません。
だから心と身体は変わり、
物事は良い方向へと変わっていくのです。

ただし、話が元に戻りますが
「無意識は常に正しい」という
完全性や絶対性という幻想にとらわれてしまうと
自分のwant toをスコトーマに隠す、新たな外的基準が生じて
オカルトに陥ってしまう危険性があります。

want toさえ、唯一無二ではありません。
諸行無常であり、刻々と変化してしかるべきものなのです。

そして無意識の声を聞き、want toに委ねることの
精度や可能性をいかに高め広げるかの鍵は
心と身体の洗練にあると三和気功は考えます。 

心の感性を研ぎ澄まし、
身体の感覚を磨いていくことで
want toが意識に上がりやすくなり、
want toに従って生きやすくなり、
さらにwant to自体の抽象度も
高めていけると考えています。

シンプルにwant toに委ねていく
心と身体を養う方法をこちらのレッスンでは
お伝えしています。

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