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何が一番大事か

2019年11月24日

最近、クライアントさんや受講生の方達とお話していて
気になっていることは、

本来そこには時間とか労力とか、要は自分のリソースを
割きたくはないよねっていうところで
苦戦している方が多いかなということです。

気功を使って、人間関係をよくしたいとか、
過去のトラウマや、インナーチャイルドを癒やしたいとか、
それはそれで構わないし、
そのことで非常に苦しいし、辛いと言うことも
私自身、よく分かりますし、
そこがどうしても足を引っ張ってしまって先に進みたくても進めないってことは
可能性としてはあるので、
きちんとそこに取り組むと言うことは悪くはないのですが、

出来れば、
そういう所はさらっと通り過ぎて行くくらいの感覚でいて欲しいなと思っています。

そこで苦戦している方って、
なんかそういうものをものすごく大層に扱い過ぎるのかなという印象を持っています。
逆に、そういうのをさらっと通過していく方は、
自分がどうなりたいかを明確にしていて、
過去の自分とか、人間関係の相手とかにあまり執着せず、
淡々と自分自身が今これからどうありたいかに集中している感じがします。

結局、そこばかりにこだわっていると、
過去とか過去の延長である現状しかみえないので、
あんまり効率的ではないし、下手をすると意味が無いかも知れないのです。

例えば、
トラウマとか、インナーチャイルドみたいな、過去を癒やしたりってことは、
気功技術を使うまでもなく、
心理技術やイメージワークなんかで感情的な部分も十分書き換えたり出来ますし、

もっと言うと、
過去の、いわゆる心の傷や満たされない想いとか感情とかが
癒やされなくても、人間関係の問題や劣悪な環境とかが解消されなくても
先には進めるということですね。

気持ちが癒やされたり、トラウマが解消できないと、
次のステップへ進めないとかって言われているのかも知れませんが、
変な先入観というか、まったくその通りではないと思います。
あるいは人間関係における心の傷だとか、
置かれている環境のせいで、
次のステップというか、目標や生きる目的が見えないなんてことはないと思います。

見えにくくなると言うことはあるかも知れないですが、
それが、自分がその先の人生のことが考えられないという理由には絶対ならないと思います。

これは、私が自分自身の先生から言われた言葉ですが、

「君は身体が強くないし、問題も抱えている。だからといって、
目の前に苦しんでいる人がいたら、その人を助けないのですか?
私には私の問題があるので、先ずそれが解決しないと
あなたを助けることが出来ませんって言うのですか?」

この言葉の状況にあなたが置かれたとして、
実際、行動を起こすのに自分の実力とか、能力とか、
自分の抱えている問題とかそんなことは関係ないですよね。

このたとえの中で、もしも、
目の前の人より自分を優先して手をこまねいているのだとしたら、
現状の外を見ない振りをして今のままの自分を変えようとしないことだと思うのです。

もっというと、お金がないとか、時間が無いとか、自分が弱っているからとか、
そこを言い訳にして行動を起こせるのに、起こしていないだけってことになります。

今の自分が傷ついて弱くて、非力だったとしても、
今の自分が起こせるアクションがあるし、
今の自分が考えられる、現状の外が必ずあるわけですね。

で、多分、過去の傷にこだわったり、人間関係とか環境の問題に目を向けることは
実は全然現状の外を見ていることにはなってないことに、
気づいていない方が多いのだと思います。

別の言い方をすると、そこを解決すること自体が現状の外だと勘違いしているので、
本当の現状の外というか、
本当に大切な、自分のやりたいことや、自分の生きる目的や目標や、
使命みたいなものが全然見えてこないんだと思います。

もっともっと本当に自分にとって価値のあること、
自分のリソース、つまり限られた時間や労力とか、情熱を費やすに値することは何かってことに
目を向けて行動を起こして欲しいなと思います。

そういう所に自分のリソースを使い出すと、
結局過去のことも人間関係もさほど重要なことではなくなるし、
実は様々な問題は自然に解決していったりするのです。

なぜなら、自分が変わり続けるからです。

結局、今の自分から脱するためには過去とか、自分の外側ではなく
未来と自分の内側にリソースを使う方が効率が良いのです。

私の感覚としては
そういう視点があるほうが、気功が機能するし、上達も早いのです。

そういう視点を持って、最初は不器用なりにでもひたすら気功をやったり、
セルフヒーリングをやっていたら、
いつの間にかなんか先に進めていたっていう感触がいずれやってきます。

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