お知らせ

心と身体はおなじもの

2019年10月2日

今日は私がセラピストとして、そして気功を扱うヒーラーとして
とても大切にしている概念である
「心身一如」についてお話したいと思います。

「心身一如」とは、東洋で扱われる心と身体の関係を表す概念です。

私がこの言葉に始めて出会ったのは大学時代で、
当時心理カウンセラーになろうかなと思っていた私は、
恩師からこの言葉を教えてもらいました。

先生は、当時臨床心理学の第一線でご活躍されていながら、
ご自身は鍼灸師でもあるという、異色の教育心理学の教授で、
アルバート・エリスが人間の認知・行動に着目して
発展させた論理療法の日本の第一人者でもあり、
私が10年以上にわたりご指導を仰いだ先生だったのですが、

その先生が、「人間は心より、むしろ身体が先なんじゃないかな~」と、
ご自身のカウンセラー兼鍼灸師としての
長い臨床経験を通して悟られた先生独自の価値観を
お話ししてくださったときに「心身一如」という概念を教わったのです。

身体の状態は心に反映され、心の状態は身体に表れる、
心と身体は一つのものであって、
それを別々に扱うのは無理があると先生は良くおっしゃられていました。

その先生の教えが、私に多大な影響を与えたことは
言うまでもありません。

心身が同じものであるということは、
古くから伝えられている智慧です。

これを本当の意味で理解するには、実はかなり高い抽象度が必要です。
心と身体が本当に一つであると身体レベルで理解が出来れば、
心臓の拍動さえ私たちはコントロールできるはずなので。

でも、そのレベルの話をするまでもなく、
心の動きには必ず身体の反応が伴っていることなどをみれば、
心と身体が一つになって反応するということは誰にでもわかります。

緊張すれば心拍数が上がったり、興奮すれば血圧が上がったしますし、
悲しみで胸が潰れるとか、怒りではらわたが煮えくりかえるとか、
心の状態が身体性を伴って表現されることはごく普通のことです。

反対に、身体のあり方が心のあり方に影響を与えてもいます。
例えば笑顔を作っただけで
人は「楽しい」とか「嬉しい」といった感情を想起できますし、
頭を上に向けて上を見上げたときと、
頭を下に下げて下を見たときの心の感覚は違います

脳科学や認知科学的にみれば、
心とは脳がつくり出すものであり、
身体もまた脳の働きの一部ですから、
「心=身体=脳」なのです。

ですから、
心を変えたければ、身体性にアプローチし、
身体を変えたければ、心にアプローチせよ
というシンプルな方法論が有効に機能します。

そして、心と身体を書きかえて現実のあり方を変えていく、
その出発点として身体性へのアプローチを三和気功ではご提案してます。

身体と向き合ってはフィードバックをとる。
この繰り返しで、螺旋的に、未来へ向かって移動していけるからです。

以下にご紹介するこのフィードバックはまさに、
身体性が深く心のあり方に関わっていること、
身体のあり方が心のあり方を生み出しているということを
とてもよく教えてくれます。

(40代女性セラピスト 大阪府在住)

昨日から右足首に違和感を感じていて、
ウナをやらなきゃと思っていました。
仕事が一段落したところで立った姿勢でウナをやったら
やっぱり左右で全然違っていました。
左は足の裏から恥骨のあたりまでがしっかりつながっているのに、
右は足の裏は意識できても恥骨のあたりが意識できず、頼りない感じでした。
実は人格まで左右で違う感じだったんです。
左半身に意識を向けると自信に満ちあふれているのに、
右半身に意識を向けると心もと無い感じというか、不安がありました。
身体によってどちらにでもなれること実感しました。

「身体によってどちらにでも慣れることを実感しました」

というところが、まさに私がお伝えしたい世界観を
端的に表現してくれているようなフィードバックです。

それは、例えば「心身相関」という言葉で解釈されているように
心と体は互いに関係しているというだけの、
何というか、表面的で軽いニュアンスでは到底たどり着けない、

心は身体そのものであり、身体は心そのものであるという
五感で体感する世界観です。

実際に、身体に意識向けることで
身体の感覚が洗練され、
自分の心が捉えるものが変わり、
そして、
その写像である現実が変わっていきます。

身体に意識を向けては洗練させるという、とてもシンプルなことを通して
あなたもどんどん自分をシフトさせていくことが出来ます。

そのために気功がいかに使えるかということは、
セルフヒーリングを日常に取り入れて1ヶ月も経てば
ほとんどの方が体験的に理解が出来るのではないかと思います。

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